ベランダや屋上の防水工事は、弊社の得意工事の一つでございます。防水も外壁と一緒で、経年劣化で年々傷んでいきます。防水効果が切れてしまうと、雨漏りの原因になることもありますので、注意が必要です。お家ごとに最適な施工方法をご提案させていただきますので、外壁や屋根塗装をお考えの際には是非一度点検をお勧めいたします。
防水工事の施工時期
上述したように、ベランダや屋上の防水は放置しておくと防水性能が劣化してしまい、内側に水が浸入してしまう原因になります。そのため定期的なメンテナンスが必要です。基本的には新築してから、もしくは前回防水工事を行ってから何年経過しているかということと、普段の使用感(ひび割れが目に見える、水はけが悪い等)で判断するのが良いでしょう。メンテナンス時期の目安は以下の通りです。
■防水工事の施工目安
トップコート | 5年に1度塗布 |
FRP防水 | 10程度 |
防水工事費用
ベランダ・屋上の防水工事は弊社の得意工事の一つです。トップコート、ウレタン防水工事、FRP防水工事の費用は以下の通りです。
トップコート | 4,000円/㎡ |
ウレタン防水 | 6,000円/㎡ |
FRP防水工事 | 一式 96,000円~ |
※掲載価格は税別です。
※作業環境や現状によって金額が異なることがございます。詳細はお気軽にお問合せください。
トップコート
■どんな施工方法か
→現在の防水層が比較的傷んでいないお家に最適です。現状を保護する目的でお使いいただきます。 |
現在の防水層を保護するために塗布するのが『トップコート』です。保護するために効果を発揮しますが、劣化した防水層を修繕するためにはトップコートではなく、防水層を抜本的にやり直す必要があります。以下、弊社が自信を持ってお勧めする防水工事の工程をご紹介致します。
ウレタン防水通気緩衝工法
■どんな施工方法か
→ウレタン防水通気緩衝工法は、防水層の内側の水蒸気を外側に逃がすことができる施工方法です。現在内側に水気が溜まっている状態で防水層を新たに作ってしまうと、内側から蒸発した水分で塗膜が膨れてしまうことがあります。その膨れを防ぐことができる防水施工法です。 |

施工前の状態

下地剥がし
防水層を造膜する為の下地を作る為に傷んでいる部分は初めに撤去します。

残材
このように全体的に剥がすケースは割と珍しいですが、現状が酷いとこのように全て撤去します。

プライマー処理
次に施工する材料の付着を向上させるために施工します。

シーリング処理
下地の隙間等、防水塗料だけでは十分でない箇所にはシーリング材にて防水を行います。

通気シート
下地に直接防水塗料を塗布するのでは なく下地の動きの緩 衝材・施工する時に多少残る湿気を逃がす役割をするシートを敷きます。

クロス張り
通気シートを張れない部分にはクロスを張り補強します。

脱気筒取り付け
左の赤丸の中にある煙突のような物が湿気を逃がす部分になります。
※歩行箇所に取り付ける為少し邪魔ですが、不具合のない施工をする為にどうしても必要になります。

ウレタン防水1層目
ムラなくウレタン塗料を流し込みローラーや刷毛で慣らすしていきます。

ウレタン防水2層目
1層目と同じくムラなくウレタン塗料を流し込みローラーや刷毛で慣らすしていきます。

トップコート塗布
ウレタンの防水層を紫外線から守る為にトップコートを塗布しています。

完成
FRP防水
■どんな施工方法か
→FRPとは、「繊維強化プラスチックス(Fiber Reinforced Plastics)」の略称で、衝撃性や耐水性が強いことから、ベランダや屋上で頻繁に利用されます。とても優れた防水施工法ですが、基本はプラスチック素材のため、長期間紫外線にさらせば劣化が起こります。 |

施工前

清掃・ケレン
始めにアセトン拭きや高圧洗浄を行います。その後サンダーで旧塗膜の目粗しや剥離を行い塗膜の付着しやすい状態を作ります。

ビス止め
旧膜が浮いている場合にのみ、ビスで旧塗膜を抑えます。

プライマー処理
防水のトップコート等次に施工する材料の付着を向上させるために施工します。

ライニング施工
FRPライニングとは、防水施工面にFRP (繊維強化プラスチック)を密着させ防水の耐久性・安全性を高める為の施工方法です。

ケレン・研磨
ライニング終了後にトップコートを施工する前に再度研磨を行いトップコートの付着力を向上させます。

トップコート
ライニング終了後にそれらを保護する為に色付きの仕上げ材を施工します。防水層の保護が目的で行います。

完成