突然の雨で洗濯物が濡れてしまった、なんて経験誰でもお持ちだと思います。

こんなとき、「屋根がついていたらな・・・」と思ったことありますよね。

しかし、そう都合よく洗濯物を干すスペースに屋根なんてついていないものです。

その理由としては、新築時に日当たりの問題や、メンテナンス、費用などを考慮し付けないパターンなど。

最近の新築住宅の多くは屋根という形でなく、インナーバルコニーを設けることでそれを解決しています。

それは核家族化や共働き、温暖化によるゲリラ豪雨などすぐに対応できない環境にあることが考えられます。

今後もバルコニーの屋根の需要が高まっていくなかで、どのようなことを考えながらリフォームを検討したらよいのかを解説していきます。

どんな種類がある?


バルコニーに取り付けることができるいわゆる「テラス屋根」の屋根部分の形状は、

■アール型(R型)

■フラット型(F型)

の2タイプがあります。

それぞれに特徴があるのでどちらが自分の住宅や環境に合っているのかを考えてみましょう。

 

アール型(R型)

屋根の前方が丸くアール状になっているアール型(R型)は見た目の通り柔らかで優しい印象になります。

雨の吹込みを防ぐことができ、雪が降った時に下に滑り落ちやすいようになっています。

雨風の強い環境にはアール型(R型)が適しており、日差しの差し込みも軽減してくれるのでどんな住宅にも選ばれやすいタイプです。

 

フラット型(F型)

屋根が直線で真っ直ぐなフラット型(F型)はすっきりした、スタイリッシュな印象になりモダンなデザインの住宅によく合います。

そのため、突然の雨には対応してほしいけど、デザインにもこだわりたいという方に人気です。

アール型(R型)に比べ、窓からの開放感があるので景観を邪魔したくない人には有効です。

日当たりで考えるテラス屋根の必要性

実際に少しの雨でも洗濯物を守りたいということなら設置した方が良いのですが、気になるのは日当たりです。

方角を基準にメリットやデメリットを説明します。

 

おすすめするのは南向き

南、または南東側は日差しが強く入ってきます。

それにより部屋の温度が上昇したり、まぶしさが気になっているようならテラス屋根を設置するメリットがあります。

屋根を設置することで遮熱効果が得られます。

また、室内が若干暗くなったように感じるかもしれません。

しかし、特に夏はこの遮熱効果による効果が大きいので検討するのも良いと思います。

 

北向きは要検討

北側、または北西側のベランダはおすすめはできません。

なぜなら日当たりを著しく悪くしてしまいます。

日当たりが悪くなると、部屋の温度が下がりますので、冬以外も冷えるという現象が起きかねません。

また、暖房効率も下げますので屋根を取り付けるコストと暖房器具を使うコストが二重にのしかかる可能性があります。

 

テラス屋根を設置する時の注意点は

テラス屋根を設置する際には様々な設置条件や配慮するべき点がありますので、十分に条件を確認してください。

 

サイズ

まずはテラス屋根のサイズですが、これは物干し竿との距離が重要になります。

屋根の軒先は洗濯物を干す位置から少なくとも30cm離しましょう。可能なら50cm離した方が良いです。

 

角度

既製品なら角度は固定なので心配いりませんが、自作などで作る場合は、屋根の角度にも配慮が必要になります。

勾配が急になると風の影響をそれだけ受けやすくなります。

逆に緩やか過ぎると上に乗ったものが落ちないという現象が起きます。

つまり、風で待ってきた落ち葉やごみが溜まりやすく掃除の頻度が高くなります。

 

雨音は防げないことを理解しておく

テラス屋根のデメリットとしてあげられのが、大雨の時の雨音問題です。

かなり強い雨になると、特に夜間は気になって眠れないということがあるかもしれません。

バルコニーが寝室に隣接しているのなら、しっかりと家族と相談しましょう。

逆に雨音によって雨が降ってきたことに気づけるというメリットもないわけではありません。

 

サンルームという選択肢も

洗濯物を安心して干したいということでしたら、スペースや予算に余裕があればサンルームという選択肢も視野に入れていいかもしれません。

サンルームのメリットは

・自然光が入る
・雨でも安心な洗濯スペースが確保できる
・PM2.5、花粉対策にも。太陽に当たる室内干し
・開放感があり、部屋が明るくなる
・子どもを安心して遊ばせられる

などがあります。

ただし、サンルームを作る際には増築扱いになることがあるため、その場合は固定資産税がかかりますので、そういった点もご注意ください。