みなさんはベランダをどのように使っていますか?
多くの方にとってベランダは毎日洗濯を干すために使う場所ではないでしょうか。
その他にも、チェアを置いて読書をしたり、音楽を聴いたり、日光浴をしたり、またはプランターで家庭菜園なんて方もいらっしゃると思います。
ほとんどの家庭で毎日使用しているベランダですが、意外にメンテナンスについては知らない方が多いです。
今回は、ベランダのメンテナンスの中でも重要な防水工事についてご説明します。
このページで分かること
ベランダを防水する必要性

ベランダのメンテナンスについて知らない方が多いのは、必要性を感じている方が少ないからではないでしょうか。
まず、ベランダの防水で必要な一番の理由は、雨漏りです。
ベランダの防水効果が落ちると雨漏りの原因になります。
それでは、この防水対策はどのようなタイミングで行うのが適切なのでしょう。
こうなったら防水対策!症状を解説

塗膜剥がれ
これは床の防水塗装が剥がれている状態の事です。
それが例え1箇所の小さいものだとしても、雨が侵入して周りの剥がれていない塗装部分まで劣化させてしまう危険性があります。
ひび割れ
これは床の塗装部分に亀裂が入ってしまっている状態です。
剥がれと同じように亀裂部分から雨が侵入しやすくなります。
実際には表面だけの亀裂なら雨漏りまでの心配は少ないです。
しかし、防水層が劣化している場合には雨漏りの危険性は一気に高まります。
水が溜まる
通常、床には水が溜まらないように塗装や傾斜がついているのが正常な状態です。
しかし、水が溜まるという現象が起こるということは塗装に問題があるということです。
この場合には溜まった水が防水塗装を劣化さえてしまう可能性があります。
排水溝が詰まる
これは塗装ではありませんが、排水溝が詰まってしまっている場合にはすぐに対処が必要です。
雨水を流せないと当然雨漏りの発生にも影響してきます。
水がたまっている原因が不明な場合、排水溝のチェックもしてみてください。
防水工法
ベランダの防水塗装には繊維強化プラスチック(FRP)を使った「FRP防水」と、「ウレタン防水」等が主流です。
今回はこの二つを比較しながらご紹介していきます。

費用はややFRP防水の方が高くなりますが、工期が1~2日と短期間で終わることができます。
耐水性はおおよそ同等の10年~13年になります。
数字だけで比較してみましたが、具体的にそれぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
FRP防水
メリット
・防水層が軽くて丈夫
・耐熱性に優れている
・劣化や錆に強い
・他の防水材より軽いため、重量にも耐えられる
・摩耗に強いため、人が歩いても剥がれにくい
・硬化速度が速い
・見た目が美しい
デメリット
・ポリエステル樹脂特有の刺激臭が気になる場合がる
・紫外線に弱いためひび割れを起こしやすい
・トップコートは5年に1度塗り替える
・伸縮性があまり良くない
・下地が鉄の場合、向かない
・材料費が割高
ウレタン防水
メリット
・比較的安価でコスパが良い
・硬化速度が速い
・弾力性があり、温度差による下地材料の伸び縮みに対応できる
・液体状なのでシート防水などでは難しい場所でも対応できる
・数年後の補修時に塗り重ねることができる
・繋目のないきれいな防水層を作ることができる
デメリット
・紫外線から保護のためにトップコートを定期的に塗る必要がある
・現場で材料を調合するためミスが生じないようチェックする必要がある
・ウレタンゴムの弾力性が落ち、下地の変化に対応できなくなってくる
・ウレタン特有の臭いが気になる場合がある
弊社の防水工事のこだわりや手順につきましては、こちらの記事をご覧ください。 |
比較考察
それぞれのメリットとデメリットを見比べても、硬化速度の速さに若干差があるものの、互いに魅力になっていますよね。
臭いに関してはどうしても出てしまうものなので、施工中の周囲への配慮は必要になります。
トップコートを定期的に塗ることでFPR、ウレタンともに劣化速度を遅らせてくれるため、結果的にランニングコストは抑えられます。
どうしても最速で終わらせたい人、ベランダで洗濯物を干す以外に利用する人にはFPR防水がおすすめです。
実際に新築住宅のほとんどがFPR防水を採用しています。
特殊な下地や、費用を抑えたい方にはウレタン防水が良いのではないでしょうか。
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